看護師同士のコミュニケーションの鍵

職場を離れてしまう看護師に多いのが、人間関係に悩まされるケースです。同じ職場でずっと働き続けたいのなら、みんなで楽しく働ける環境を作り上げることが重要であり、職場での人間関係を円満にする努力をする必要があります。コミュニケーションに支障を感じないようにするためには、互いによく理解し合える環境があるのが理想的でしょう。

そのために大切なのは一人一人が互いに何を求めているかを理解することです。その第一歩として重要なのが、働く上での互いの価値観の違いを認識することです。なぜ仕事をしているのか、という問いかけに対する回答は人によって大きく異なります。看護をするのを生きがいとしてきた人もいれば、お金が欲しいから働いているという人もいるでしょう。スキルを向上させるのに執着している人もいますが、スキルアップには興味があまりない人も珍しくありません。

人がどのような価値観を持って現場で働いているのかを理解できれば、コミュニケーションの際に触れて良い話題が何かがわかります。どの仕事を割り振ったら良いのかも明確になるため、特に上司にとって欠かせない部分です。互いにそれをわかりやすいように伝えあえるようにするには、まずは自分から取り組んでいくことが欠かせません。自分が何を考えて働いているのかを伝えると共に、それとなく他の人からも聞いてみるのを繰り返していけば、互いに理解し合える職場を作り出せるでしょう。